皆さん、こんにちは!今回は特別なライドの様子をお届けします。富山県では、2024年の寒ぶりシーズンが始まったばかりなので、新鮮な天然ぶり丼を求めて射水市新湊にある「きときと食堂」へ向かいました。美味しい食事と共に、爽やかな風を感じながらのライドは、まさに至福のひとときでした。
- 道中の様子(海王丸パークから見る立山連峰の景色)
- 寒ぶりの魅力について
- 寒ぶり宣言について
- きときと食堂の紹介
- 天然ぶり丼をレビュー
海王丸パークに寄りました!
海と山とロードバイク
海王丸パークは、富山県射水市にある美しいベイエリアです。雪化粧した立山連峰を背景にした絶景を楽しむことができました。
この場所に人がいなかったので占有してしまいました。1人ぼっちで愛車の撮影会の始まりです。テンションが上がりますね!
橋のアーチと立山連峰
新湊大橋のアーチと雪化粧した3000m級の山々が織りなすコントラストが素晴らしいです。写真の中心にある山が「剱岳(つるぎだけ)」です。
この日は多くの写真愛好家や観光客が訪れていてました。また、気持ちの良い陽気に包まれながら、釣りを楽しむ人もたくさんいましたよ。のんびりした雰囲気に心が癒されましたね^^
寒ぶりシーズンの到来!
寒ぶりシーズンは主に11月下旬から2月上旬にかけての期間で、この時期に水揚げされる寒ぶりは特に脂が乗っていて旨味が豊富です。寒ぶりは冬の厳しい海を回遊しながら栄養を蓄えて、体が丸々と太った状態で捕獲されます。このため一般的なぶりとは異なり、背中までしっかりとサシが入っていて、見た目も肥満体型であることが特徴です。
寒ぶりシーズンがやって来ましたよ。今年は豊漁で美味しい寒ぶりが、たくさん水揚げされているとの情報が入っています。
寒ぶりの魅力
寒ぶりの魅力はその脂肪分と肉質にあります。冬の寒い海で生き抜くために多くの餌を食べて、エネルギーを蓄えることで、身が引き締まりつつも脂肪が豊富になります。このため、寒ぶりは刺身やしゃぶしゃぶなどでその美味しさを最大限に楽しむことができます。
ひみ寒ぶり宣言とは
「ひみ寒ぶり宣言」は、富山県氷見市で行われる特定のぶりの漁獲に関する公式な宣言です。この宣言は氷見魚ブランド対策協議会によって発表されて、特定の条件を満たしたぶりを「ひみ寒ぶり」として認定されることを意味します。
- 漁法:ぶりは富山湾の定置網で捕獲されなければなりません。定置網漁業は、あらかじめ設置された網に魚が入るのを待つ方法で、氷見ではこの技術が400年以上の歴史を持っています。
- 競り:捕獲されたぶりは氷見漁港で競られなければなりません。競りを通じて品質や大きさが確認されます。
- サイズ:認定されるぶりは7kg以上である必要があります。このサイズ基準は脂の乗った状態であることを保証するためです。(これまでの6㎏が今年から7㎏に変更されました)
きときと食堂
新湊にある「きときと食堂」は、新湊漁港のすぐ前にあります。この食堂は、地元の「土屋鮮魚店」が直営していて、85年以上の歴史を持つお店です。「きときと」という名前は富山の方言で「新鮮」を意味していて、その名の通りで新鮮な魚介類を楽しむことができます。地元の人々にも愛されているこの食堂は、美味しい海鮮料理を手頃な価格で提供していて、多くの観光客にもおすすめです。
混雑する時間帯には行列ができることもあるため、早めの訪問がおすすめです。
基本情報
駐輪場は見当たらなかったので、ロードバイクは店舗横に置かせていただきました。当然ながらサイクルラックがないので、倒れないようにワイヤーロックで固定しています。
メニューの特徴
「きときと食堂」のメニューは多彩で、特に以下の料理が人気です。
- 魚屋のまかないづけ丼:税込700円で提供されるこの丼は、地元の旬の魚を使用していて、日替わりで内容が変わります。特製の漬けダレに漬け込まれた魚が特徴です。
- 海鮮丼:1,500円でみそ汁とつけものが付いています。新鮮な海の幸を楽しむことができます。
- 特盛づけ丼:1,200円でみそ汁とつけもの付きです。温泉玉子サービスもあります。
- かに丼:2,000円で提供されるこの丼も人気があります。
- 白エビ天丼やエビえび天丼などもあって、それぞれ1,500円です。
店先のメニュー表を見てから店内の券売機で食券を購入して、そのまま席で番号を呼ばれるのを待つスタイルです。
通常メニューではない「ぶり丼」は、券売機ではなくレジでスタッフに声をかけて直接料金(1,500円)を支払ってください。
ぶり丼を注文しました
店員さんに確認したところ、新鮮な寒ぶりを使用しています。脂がのった厚切りの寒ぶりです。ご飯はふっくらと炊き上げられた白米が使用されていて、寒ぶりの旨味とタレがしっかりと絡むように工夫されています。付け合わせには、みそ汁と漬物がついていて、こちらも地元の素材を活かした味わいです。
満席だったので、店内の撮影をするのは控えました。店内はカジュアルな雰囲気で、目の前のお客さんが食べている様子見ていると期待感が高まってきます。ぶり丼は注文から10分ほどで出てきました。
食べてみた
見た目からですが、白いご飯の上に新鮮な寒ぶりの切り身がたっぷりと盛り付けられています。脂がのった寒ぶりの色合いは美しいピンクから赤みを帯びていて食欲をそそります。ぶりの切り身が重なるように配置されているので、ボリューム感があって視覚的にも満足感を与えてくれます。
これは自然が生んだ芸術品ですね!
味わいですが、寒ぶりの脂がしっかりと乗っていて、口に入れると豊かな旨味が広がります。新鮮な寒ぶりは甘みとともに適度な塩気があってご飯との相性も抜群です。テーブルにある甘めの醤油を使用することで、ぶりの旨味がさらに引き立てられます。
新鮮な寒ブリならではのクリアな味わいは、まるで海の潮風を思わせる清々しさを感じさせてくれます。
カメラで寄って撮影すると、鮮やかな色合いがさらに際立って見えます。脂が乗ったその肉質はまるで宝石のように美しくて、透明感のある身は光を受けて輝いています。まさに冬の海の恵みそのもの!!
地元の漁師も通うこの食堂では、鮮度抜群の魚料理をリーズナブルに楽しむことができます。この新鮮なぶり丼を1,500円で楽しめる食堂は、他ではなかなか見つからないと思います。
おしまいに
今回の記事はいかがでしたか。漁港沿いを走って新鮮な海の香りを感じながら、雪化粧した立山連峰を楽しむ素晴らしいひと時を過ごせました。また、寒ぶり宣言が出ているこのタイミングで、美味しいぶり料理を堪能できるという贅沢な瞬間は、まさに至福の時と言っていい満足度の高いグルメライドとなりました。富山湾沿いのライドや観光を計画する際には、漁港で水揚げされた新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で楽しめる「きときと食堂」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
富山県はこれから本格的な降雪の時期を迎えますので、今年のライドは今回が最後になるかもしれません。そうなると、しばらくは部屋の中で固定ローラーを回すことになります。冬期間はサイクリング以外の記事となりますが、何卒宜しくお願い致します。
最後までご覧いただき、有難うございました。
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