みなさん、こんにちは!今回は群馬県高崎市から、ヒルクライムの聖地「榛名山」へ向かってロードバイクを走らせてきました。有名なヒルクライム大会「ハルヒル(榛名山ヒルクライム)」の本番コースをなぞる形で、スタートから榛名湖まで一気に駆け上がるルート。春の陽気と厳しい勾配の中をしっかり走ってきたので、その様子をお届けします!
- ロードバイクでハルヒル(榛名山ヒルクライム)の本番コースを走った様子
- ハルヒルのスタート地点から一之鳥居、榛名神社、榛名湖までの各区間の特徴や勾配、景色を紹介
- 最大斜度14%の激坂区間やゴール後の榛名湖の風景など、実走したからこその体験談
- 大会未参加でもレース気分が味わえるコースであること
- ヒルクライムの魅力や達成感が感じられるライドレポート
高崎市街からアップライドでスタート
コンビニで補給&気合注入

スタートは高崎市街地。セブンイレブンでおにぎりを頬張り、コーヒーでアドレナリンを注入。本格的な登りに備え、軽く補給してからスタート地点まで30分ほどのアップライドへ。春の陽気と市街地の活気を感じながら、徐々に山の気配が近づいてくる時間も楽しみのひとつ。
いざ、ハルヒル本番コースをスタート!
スタート地点から一之鳥居へ

スタート地点に到着し、ハルヒル本番コースの始まりです!まずは「初心者コースゴール」とされる一之鳥居まで登りますが、名前に惑わされてはいけません。

ハルヒルの「初心者コース」は、約6.7km・平均斜度4.6%。数字だけ見ると比較的やさしそうに思えますが、実際に走るとそんな甘くはありません。特に中盤と後半に現れる2か所の急坂は脚にきます!短距離ながらパンチがあり、しっかりとヒルクライムの感覚を味わえる区間です。初心者コースといえども、登りきるには気合が必要です。
榛名神社コース、難易度アップ!
苔むした風景と「魚龍屋」の前を通過

一之鳥居から榛名神社までの「榛名神社コース」は、約9.7km・平均斜度6.0%。斜度が増し、コース全体の難易度も一気に上がります。とくに中盤以降は足にじわじわ効いてくるタイプの登りで、体力とメンタルの勝負に。道路脇には一面に苔が広がり、美しい自然に癒されつつも、脚にはじわじわとダメージが。

途中、昔ながらの雰囲気を残す「魚龍屋(ぎょりゅうや)」というお茶屋さんも。食事もできるようですが、今回は素通り。立ち寄ったら絶対美味しいんだろうな…と後ろ髪を引かれつつ、ペダルを回します。
榛名神社ゴール地点、ここでもう脚はパンパン

榛名神社までのコースは、初心者コース以上に脚にくる難所。斜度は平均しているように見えて、じわじわと脚を削ってきます。神社前にたどり着いたころには、もう十分な達成感…でも今回はさらにその先、榛名湖を目指します!
激坂地獄!最大斜度14%のラスボス区間へ
心が折れかける、どうしようもない辛さ

榛名神社を過ぎてからの区間は、正真正銘のラスボス。最大斜度14%、いやそれ以上に感じるような激坂が延々と続き、ギアを最軽にしてもなお重い!勾配がキツすぎて、サドルに座っていられずダンシング(立ち漕ぎ)連発。心も脚も削られます。途中、「男根岩」が突如現れて気がまぎれるものの、笑う余裕すらないほどの苦しさ。
やっとの思いで計測終了地点に到着

何度も脚を止めたくなる誘惑に耐えながら、ようやく榛名湖コース(全長約16.1kmで計測距離は14.7km)の計測終了地点にたどり着きました。坂の終わりが見えた瞬間の安堵感と達成感は、言葉では言い表せません。
榛名湖でご褒美タイム!春の風景に癒やされる
静かな湖畔で、愛車とともに一枚

登りきった先に広がる榛名湖の景色はまさにご褒美。水面が穏やかに輝き春の空気が清々しくて、つらかった激坂の記憶も薄れていきます。愛車とともに湖畔でパシャリ。静かに流れる時間に体も心も癒されました。
登り切る価値がある、絶景と達成感のヒルクライム

ハルヒルのコースは、区間ごとにしっかりとした個性と挑戦があります。初心者コースでも意外としっかり登らせてくれ、榛名神社コースでは本格的なヒルクライムの洗礼。そして榛名湖への激坂区間は、何度でも心を折りにくる“試練の坂”。それでも、登りきった先の絶景と達成感は何物にも代えがたいものがあります。次は本番のハルヒルで、このコースをまた走ってみたくなりました!

最後までご覧いただき、有難うございました。
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