みなさん、こんにちは。長かった夏がようやく過ぎ去り、朝夕の空気に秋の気配が漂い始めた10月初旬。久しぶりに心地よい風を感じながらロードバイクで走りたいと思い、富山市の自宅から石川県羽咋市まで、往復120kmのロングライドに出かけました。行きは新湊の県営渡船で富山湾を渡り、氷見番屋街で秋限定のイベントグルメを堪能。峠を越えて羽咋市の気多大社へ参拝し、帰りにはなぎさドライブウェイや道の駅雨晴に立ち寄るなど、見どころ満載の一日でした。秋晴れの青空の下、潮風とともに感じた季節の移ろいを振り返ります。
- 富山~羽咋間のロングライドルート概要(120km往復)
- 富山湾岸サイクリングコースの見どころ
- 氷見番屋街で楽しめるフォトスポットとグルメ情報
- 石川県羽咋市「気多大社」の由来と参拝ポイント
- なぎさドライブウェイでの撮影スポット紹介
- ライド後のご褒美スイーツ「道の駅雨晴」情報
新湊の県営渡船で海を渡るプチクルーズ
渡船ならではの非日常感

穏やかな秋の海をゆっくりと横断する県営渡船。無料で自転車も乗せられるため、サイクリストにも人気のルートです。新湊大橋を間近に眺めながら海風を感じるこの時間は、まるで小さな船旅のようでした。行き交う漁船や海鳥の姿も旅情を誘います。


雨晴海岸で愛車と記念撮影

富山湾越しに立山連峰を望む絶景スポットとして知られる雨晴海岸。この日は最高の秋晴れで、海の青と空の青が溶け合うような美しさでした。旅の序盤、愛車とともに撮ったこの一枚が、今日の良いスタートを予感させてくれました。

氷見番屋街へ到着|アンブレラテラスとワンコイングルメ
カラフルな傘が舞うフォトスポット

氷見番屋街の入口に設けられた「アンブレラテラス」では、100本ものカラフルな傘が秋風にゆらめき、幻想的な光景を演出。陽の光が透けるたびに地面には色とりどりの影が映り、訪れる人々が思わずカメラを向ける人気スポットです。


朝どれの魚が氷を敷いたトレイに並び、どれも輝くような鮮度。地元の漁港直送ならではの品ぞろえで、見ているだけでも楽しい光景です。観光地でありながら、しっかり“港町の市場”の空気を感じさせてくれます。
番屋亭のイベント限定マグロ丼を堪能

番屋街の奥にある人気の食事処「番屋亭」。木の温もりを感じる建物で、地元の海鮮料理を味わえる店として知られています。この日はイベント限定のワンコインメニューを求めて、多くの人が行列を作っていました。


鮮やかな赤身のマグロがご飯を覆うように盛り付けられた「漬けマグロdeイーサ丼」。タレの香ばしさとマグロの旨味が絶妙に調和し、思わず笑顔になる味わい。500円とは思えない贅沢感で、イベント限定という特別感も嬉しい一品でした。

開始からわずか30分で完売した「漬けマグロdeイーサ丼」。ポスターに貼られた「完売」シールが、その人気ぶりを物語ります。地元の方々の熱意と、氷見の魚の美味しさを再確認できるイベントでした。


- 名称:氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
- 住所:富山県氷見市北大町25-5
- 電話番号:0766-72-3400
- 定休日:なし(施設点検日を除く)
- 営業時間:9:00~18:00(飲食店は店舗により異なる)
- 駐車場:あり(無料・約400台)
- 関連サイト:公式ホームページ

公式サイトで、事前に情報を確認してくださいね!
県境の峠を越えて、気多大社へ参拝
縁結びの神様として全国的に知られる古社


気多大社に到着してまず目に入るのが、この堂々とした大鳥居。長旅の疲れを感じさせない清々しい空気に包まれながら、鳥居の前で愛車と記念撮影。ここまで来たという達成感が一気に湧き上がる瞬間です。


境内にある手水舎では、湧き水のような冷たさが心地よく手に伝わります。旅の汗と疲れを洗い流すように清め、参拝への気持ちを整えるひととき。秋の陽光が差し込む中、水面がきらきらと輝いていました。


木造の重厚な造りと立派な屋根が印象的な拝殿。縁結び・開運の神として全国から参拝者が訪れる気多大社の中心です。手を合わせると、古くから続く信仰の力と静寂が心にしみわたります。


「神以外立ち入らず」と伝わる神聖な森の入り口。木漏れ日の中に佇む鳥居からは、悠久の時を経て守られてきた気配が漂います。この森の静けさが、気多大社が“祈りの社”と呼ばれる所以を感じさせます。


- 名称:気多大社(けたたいしゃ)
- 住所:石川県羽咋市寺家町ク1
- 電話番号:0767-22-0602
- 定休日:なし
- 営業時間:境内自由(授与所 9:00〜17:00)
- 駐車場:あり(無料・約200台)
- 関連サイト:公式ホームページ



公式サイトで、事前に情報を確認してくださいね!
なぎさドライブウェイへ|砂浜を走る車と秋の海


ここから始まる“砂浜の道”。車やバイク、自転車までもが走れる世界的にも珍しい観光道路です。看板を見上げると、これから始まる非日常の景色に胸が高鳴ります。


果てしなく広がる日本海の青を背に、旅の相棒と最後の1枚。静かに吹く潮風が心地よく、ここまで走ってきた充実感に包まれます。この瞬間こそ、ロングライドの醍醐味そのものです。


黄金色の砂浜を車が走り抜け、海の波が寄せては返す。その奥に愛車を立てて撮影すれば、まるで冒険のワンシーンのよう。潮の香りと波音が五感を満たし、旅のクライマックスにふさわしい光景です。




- 名称:千里浜なぎさドライブウェイ
- 住所:石川県羽咋市千里浜町〜宝達志水町今浜
- 電話番号:0767-22-1118(羽咋市観光協会)
- 定休日:なし(天候・潮位により通行止めあり)
- 営業時間:終日通行可(安全確認を推奨)
- 駐車場:あり(複数地点に無料駐車スペース)
- 関連サイト:石川県観光公式サイト



公式サイトで、事前に情報を確認してくださいね!
帰路とご褒美スイーツ|道の駅雨晴でひと休み


この日はデッキに多くの観光客が集まり、電車がカーブを描いて現れる瞬間をカメラに収めようと、身を乗り出すようにシャッターを切っていました。潮風と鉄道の音が交じり合う光景は、旅情あふれる秋のワンシーンです。


走り切った後の甘いひとくちは、何よりのご褒美。海を眺めながら味わうソフトクリームは格別で、潮風とバニラの香りが混ざり合います。秋の午後の日差しを浴びながら、心も身体もほっとする時間でした。
- 名称:道の駅 雨晴(あまはらし)
- 住所:富山県高岡市太田24-74
- 電話番号:0766-53-5661
- 定休日:なし
- 営業時間:9:00~19:00(カフェは18:00まで)
- 駐車場:あり(無料・約80台)
- 関連サイト:公式ホームページ



公式サイトで、事前に情報を確認してくださいね!
おしまいに
秋の海は、夏のような眩しさではなく、どこか穏やかでやさしい表情を見せてくれます。県営渡船で海を渡り、氷見で旬の味を楽しみ、峠を越えて神社に参拝し、砂浜で潮風を浴びる——。どの瞬間も、季節の移ろいとともに心に刻まれました。帰り道、道の駅で味わったソフトクリームの甘さが、疲れをそっと癒してくれるよう。これだから、ロードバイクで走る秋の旅はやめられません。これからも、新しい道を求めてペダルを踏み出したいと思います。



最後までご覧いただき、有難うございました。
コメント
コメント一覧 (1件)
カラフルな傘が造る光景は
ポルトガルで目にしました。
あれはあれで欧州の街並みには
マッチする光景だと思いましたが
日本の町並みにはどうなんですかねぇ^^
応援ぽち