今日は富山県の春の絶景スポットを訪れてきました。県東部の入善町にある「にゅうぜんフラワーロード2025」が見頃を迎えたと聞き、カメラを片手に出かけてきました。期待以上の光景が広がっていたその感動を、みなさんと共有したいと思います。まるで大自然が描いた色鮮やかな絵画のような景色、残雪の北アルプスと200万本のチューリップ、そして黄金色の菜の花畑のコラボレーションは、この時期だけの奇跡の風景です。今回の記事では、その圧倒的な美しさをお伝えしたいと思います。
- 富山県入善町の「にゅうぜんフラワーロード2025」は国内最大級の約7.3ヘクタールに200万本のチューリップと菜の花が咲き誇る春の絶景スポット
- 残雪の北アルプスを背景に色とりどりのチューリップが広がる富山ならではの特別な景観を楽しめる
- 4月中旬~下旬が見頃で、現在は満開を迎えており、入場料・駐車場ともに無料で訪問可能
- 80種類以上の多彩なチューリップと黄金色の菜の花が織りなす色彩のハーモニーを堪能できる
にゅうぜんフラワーロード2025の魅力と歴史
国内最大級の花の楽園

にゅうぜんフラワーロード2025は、富山県下新川郡入善町にある国内最大級のチューリップ畑です。約7.3ヘクタール(東京ドームよりも広い!)の広大な敷地に、200万本ものチューリップと菜の花が咲き誇ります。80種類以上の様々な品種のチューリップが植えられており、その色彩の豊かさは圧巻です。一面に広がる花のじゅうたんは、球根の生産組合に依頼し、畑を1か所に集約することで創られています。今年2025年は4月5日から開園し、4月下旬まで楽しむことができます。

現在はまさに見頃を迎え、「満開宣言」が出されています。
入善町とチューリップの深い絆


入善町は古くからチューリップ球根の生産が盛んな地域で、1937年(昭和12年)から本格的に栽培が始まったそうです。戦時中は一時中断したものの、1947年(昭和22年)に砺波から球根を導入して再開し、以来、町の特産品として育てられてきました。今では入善町の花としても親しまれ、このフラワーロードは地域の春の風物詩として定着しています。会場内にあるフラワーショップでは入善町で産まれた品種のチューリップの鉢植えや花苗などを購入することもできます。



嬉しいことに入場料は無料で、周辺駐車場も無料で開放されています。
北アルプスの残雪とチューリップの絶景
雪山と花畑が織りなす富山ならではの風景


会場に着いてまず目に飛び込んできたのは、壮大な北アルプスの山並み。3,000m級の峰々が連なり、まだ多くの残雪を抱いています。その白銀の山々を背景に、赤や黄、ピンク、紫、白など色とりどりのチューリップが一面に広がる光景は、言葉では言い表せないほどの感動です。青空と白い雪山、そして彩り豊かな花々のコントラストは、まさに富山ならではの奇跡の風景です。輝く残雪と、風に揺れるチューリップの対比は、まさに大自然がつくりだした最高のアートです。



特に白馬方面の眺めは絶景で、山の稜線と花畑のグラデーションが絵画のようでした。
お昼の時間帯の風景を楽しむ


昼間は青空と白い雪山、色鮮やかな花畑のコントラストが際立ちます。午後になると光の角度が変わり、花々の影が美しいパターンを作り出します。今回のように天気が良い日は、空気が澄んでいて北アルプスの稜線がくっきりと見えるため、写真撮影には絶好のコンディションでした。



風が強かったので、花畑全体が波のように揺れ動く光景も魅力的でした。
色とりどりのチューリップと菜の花のハーモニー


チューリップだけでなく、黄金色に輝く菜の花も見事でした。風に揺れる菜の花畑は、まさに春色パレットです。



菜の花の甘い香りも春の訪れを感じさせてくれます。
息をのむ花々の美しさと生命力


チューリップや菜の花が風に揺れる様子は、まるで大地が呼吸しているかのような生命力を感じさせてくれました。これは写真ではなかなか表現できない、現地でしか味わえない感動です。花びらの形も様々で、先のとがったユリ咲きや、花びらがカールしたパーロット咲きなど、個性的な品種もたくさん見ることができました。



細部の美しさにも目を向けると、また違った楽しみ方ができます。
多彩な構図で花畑の魅力を引き出す


花に近づいての接写と、遠景を入れた広角撮影の両方を試してみると、多彩な表情を捉えることができました。カメラに搭載されている、クリエイティブルックを使用すると画像の見た目や印象に変化が出て面白いです。



今回はNDフィルターを使用して、明るさを調整しました。
紹介したスポットの基本情報とアクセス
- 名称:にゅうぜんフラワーロード2025
- 住所:中央公園南側(富山県下新川郡入善町入膳456)
- 電話番号:0765-72-3802
- 期間:令和7年4月5日(土曜日)から4月下旬まで
- 駐車場:あり(無料)
- 関連サイト:公式ホームページ



公式サイトで、事前に情報を確認してくださいね!
おしまいに
「にゅうぜんフラワーロード2025」を訪れたこの一日は、春の富山が見せてくれる奇跡の風景との出会いでした。残雪の北アルプスと色とりどりのチューリップ、黄金色の菜の花が織りなす春の競演は、写真に収めたものの、その壮大さと美しさは実際に目で見て感じるものに勝るものはありません。皆さんも機会があれば、ぜひこの春の絶景に会いに行ってみてください。まだ見頃は4月下旬まで続くとのことです。自然が描く春色パレットの美しさに、心が洗われる体験ができることでしょう。



最後までご覧いただき、有難うございました。また、次の記事でお会いしましょう^^
コメント
コメント一覧 (10件)
おはようございます
南国九州からしたらまだ残雪がある山と春から初夏の花、チューリップとの
コラボは信じられない光景です
美しく植えられたチューリプは圧巻ですね、とても綺麗で
柔らかく撮っていらっしゃるのも良いですね~(^^♪
べり~*さん、こんばんは。いつもありがとうございます。
残雪の北アルプスととチューリップのコラボは、今が一番いい時期ですね。いろいろな地域からこの景色を楽しみに訪れる人でにぎわいますよ。撮影もカメラをソニーに変えてからようやく慣れてきました。クリエイティブルックって本当に便利ですね。自分の色に設定して楽しんでいます。
背景に剣岳〜立山という
北アルプスの峰々があることが
富山の風景を際立てている気がします。
残雪の山と花の組み合わせは
関西では見ることが出来ません。
応援ぽち
よっちんさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
立山黒部アルペンルートも開通しましたし、静かだった北アルプスにも春が来て活気が出てきました。この花と3000m級の北アルプスのコラボは見ごたえがあります^^
mizuさん、おはようございます。
色とりどりのチューリップと間近に迫る残雪の北アルプス、いいですねー。
さっそく調べてみると、「にゅうぜんフラワーロード」が2か所ヒット。
エッ、2か所もあるのかと思ったら海に近い方は2024年の分でした。😬
色で言えば四重奏どころではないのでぜひ見てみたいですねー。
GGチャリダさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
そうなんですよ。入善フラワーロードは、チューリップの連作障害を避けるために毎年場所を変えて開催されます。球根栽培に力を入れているだけあって管理が徹底しているんでしょうね。今年しか見れない景色を楽しめるのも醍醐味なのかもしれません。
こんな情景は九州では見れないなぁ~
富山に行ってた頃を懐かしむ・・・
マス寿司食べたい(笑)
NOBさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
富山に来られていたころを思い出されましたか^^残念ながら、ます寿司も値上がりしちゃいました。
こんにちは。
入善町がチューリップで有名だったなんて全く知りませんでした。
最初の1-2枚目の写真、とにかく見事です。バックの雪山とチューリップの色合い、いいですねえ。こんな景色をこちらでも見たいですが、近くに山は無いし、見える山は筑波山くらいで、雪が積もった景色となったことは・・・たぶん、無いでしょう。 この時期、もうしばらくは素敵な景色を楽しめるんでしょうね!
Tomyさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
入善といえばジャンボスイカとチューリップなんですよ^^関東平野で育ったので、私も最初は北アルプスとチューリップのコラボには感動しました。このいい時期を楽しみたいと思います。